完全にイメージが出来たので、いざ実釣! いや、実加工?w
40Φ突っ切り。
いつも思うけど、このサイズの突っ切りって恐いww
あ、なんで毎度の工程をブログにあげるかと言いますと、
旋盤を勉強したがってる人がたまにいて、その人や、お客様や、アナタのために
説明をしてますw
だから毎度の画像だけど飽きないで見てくださいね(爆
今回は、これから旋盤を勉強したいと言う人のために
普段よりも詳しく解説をしますw
ちなみにこのバイトは永尾研究所のアルミ専用突っ切りバイト。
刃高は下がりぎみ。
芯に近くなってくれば、その分だけ上がってきます。
突っ切りだけは芯出しが特殊です。
それにしてもアルミの突っ切りに関してはこのバイトを越えるものはありません。 多分・・・w
でも50Φまでしか突っ切れないんですよね~
あ、お金さえ出せば永尾先生にバイトをワンオフで作っていただけます。
このサイズだとヘッドの回転数は600~800です。
参考までにw
固定センターを使ってます。
ワーク(つまり加工してるアルミの事)が長いと、どうしても振れますので
先端を固定センターや回転センターで固定しないと暴れてしまいます。
使用の際は油をタップリ使わないと熱を持って、とんでもない事になりますw
振れを取ります。
え?
3爪で芯出しは無いだろうって?
いやいやw
出せるんですよ。
3爪でもw
1/100以内の収めます。
ちなみに芯出しは、ワークを掴んでからダイヤルゲージで計り、
ソフトハンマーでワークをコンコン叩きながら微調整を繰り返します。
その後にチャックを本締めするといいですよ~★
端面。
完璧だw
ヘソも残って無い。
あ、ヘソってのは端面を削ったときに、バイトの刃高が完璧に合って無いと
真ん中に残ってしまいます。
それをヘソと言います。
ちなみにそれが少しでも残ってると、完璧なセンターに穴あけが出来ません。
センタードリルを使っても無理なので、穴あけをするのなら刃高は完璧にすべきです。
センタードリルで位置決め。
あ、なんでセンタードリルが必要かと言うと、
普通のドリルはシャフトが細いので、どうしても逃げる傾向にあります。
ですから、センター出し専用のドリルが必要になります。
それがセンタードリルってヤツですね。
4mmで穴あけ。
(ちなみに私は、800くらいまで回転数を上げます。)
正面突っ切りでスカート部分を掘り下げます。
これか結構時間かかるんだw
ここでまた説明w
まずは、何故外形から加工をしないのか??
このくらいの長さのワークだと、画像のような加工は難しいです。
って言うのも、中心から遠くなるにつれて応力が強くなってきますので
普通だったら回転センターを使用するのですが、
穴にセンターを入れたら加工面が限られますので
センター無しで行かざるを得ないんですよねw
なので、センター無しだとたまにワークが吹っ飛びますw
で、もし吹っ飛んだら、外形を先に加工したらキズになってしまいます。
ですから仮に飛んでキズになっても、外形をまだ加工して無いので
いくらでも化粧直しが出来る・・・・ そんな魂胆ですねw
はい。
ここまでやりました。
え?
加工面が汚いって?w
そりゃ分かってますよ。
最後にちゃんと仕上げますので★
今日はコレまで~
ちょっとクドい説明付きの記事でした。